スポーツ運動学

運動指導者になるために、動けるうちにしておくべきこと

  • スポーツのコーチになりたい!
  • 体育の先生になりたい!

そんな将来の夢を持っている方、いますか?
そのために、今できること・できる準備はしておきたい!という人に必見です。

今回はスポーツのコーチ・体育の先生といった、運動指導者になるために、今しておくべきことを一つ紹介します。

とくに学生であったり、現役の選手であれば、ぜひ実践してもらいたい内容になっています。

前回の記事で、「運動をできるようになるために必要な2つ能力」について解説しました。

その中でも、「運動を分析する能力」は、指導者になってからも最も重要になる能力の一つです。

この能力は、色んな動きができるうちに身につけておくことが望ましいです。

今回の記事では、今学生や現役である選手が「運動を分析する能力」を身につけるために、どんなことをしておくべきかについて解説します。

この記事を読むことで、将来 運動指導者になるために必要な「運動を分析する能力」について理解することができます。

指導者にとっても必要な「運動を分析する能力」

ここでいう「運動を分析する能力」とは、自分の動きの状態を把握し、どうなっているかを理解する能力です。

この能力があれば、

  • 自分が行った動きが、”良かった”のか”悪かった”のかを判断したり、
  • 今のはこんな感じだったから、次はこんな感じでやろう!と当たりをつける

といったことが可能になります。

この能力は、学習者にとって、上達していく上では不可欠であると言えます。

しかしこれは、指導者にとっても必要であると言えます。

目の前の学習者の動きをみて、今どんな動きの状態で、次どうすればうまくできるのか、を判断するとき、指導者の「運動を分析する能力」が必要になります。

この分析能力がなければ、単に学習者の動きの欠点を指摘するという指導に陥りがちです。

目の前の学習者に対して、具体的な、次の目標像を教えるには、いわば「他者の運動を分析する能力」が必要不可欠なのです。

学習者である間に「運動を分析する能力」を高める

では、指導者の「運動を分析する能力」はどのようにして高めることができるのでしょうか?

この能力を高めるには、自らの運動に対して、今どんな動きであったか?とその動きの感じを振り返る経験をたくさん積むことが必要です。

学習者である時からこういった経験を積み上げ、自分の運動を分析する能力が高いほど、指導者になっても、鋭い運動の分析ができると言われています。

逆に、かなりの天才肌で、自らの動きを分析せずとも、何も考えずに感覚でできてしまう、という選手は、指導者になってから苦労するとも言われています。

つまり、「運動を達成する能力」がずば抜けて高く、競技力があったとしても、「運動を分析する能力」が乏しいと、指導者になって教えるときに困る、ということがあり得るのです。

だからこそ、学習者として運動習得を行う機会が多い、学生や現役の選手である間に、自らの動きを捉え、分析するという経験をたくさん積んでおくことが、指導者となり運動指導をするときに活きるのです。

  • 将来指導者になりたい!
  • 今指導しているけど、まだ選手としても活躍している!

という人であればとくに、今の運動経験を大切にして、自らの動きを意識的に振り返り分析する、ということをやっていってほしいと思います。

まとめ

前回の記事に引き続き、指導者にとっても大切な「運動を分析する能力」について、解説しました。

「運動を分析する能力」を高めるためには、学習者であるときの運動経験がカギを握っています。

将来運動指導者になりたい!という人は、動けるうちに自分の動きの感じを振り返るという経験をたくさん積んでおいてほしいと思います。

自分の動きの感じを振り返る、ということは自らが学習者として動きを上達させるためにも、良い指導者になるためにも必要です。

以上、運動指導者になるために、動けるうちにしておくべきこと、でした。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA